12支

「12支のはなし」~干支について、親子一緒に楽しく学べる!

◆12の動物に役を与える

「12支のはなし」は干支ができる際の話です。まず神様が正月の朝に自分の元に来た12の動物に毎年持ち回りでその年の神様にすると約束するところから始まります。

12支

ここで絵本だなと思うのは12の動物に毎年神の役を与えるのですが、序列はなく横一線だというところです。しかしどの動物もより良い順位を目指すのでレースは臨場感があって見ものです。

さらに、

「十二支を言える?」

と尋ねた時、

「ねー、うし、とら、うー、たつ、みー」

まではみんな言えますが、

「うま、ひつじ、さる、とり、いぬ、い」

と続けられない人は結構います。この本を読んだら全部言えるのは当たり前、さらにストーリーがあるのでなぜそうなったか、どの動物とどの動物が仲がいい、もしくは仲が悪いというのが頭に残ります。もちろん諸説様々であったり、後付けであったりするのでしょうけど、このレースは中々面白いです。レースの結果に着目するよりも、なぜその順位になったのかということに着目したらより楽しむ事ができます。

◆動物達の駆け引きが面白い

この「12支のはなし」のレースの面白さは前半と後半では大きく異なります。前半はより良い順位を目指すのに対し、後半は順位を狙うと言うよりは12番までに入ると言う意識が高いように感じられます。

まずゴールしたネズミは、足が遅いが誰よりも早く出発する牛の背中に乗ってゴール前でさすと言う策略家。牛も足が遅いから努力でカバーと言う手法をとります。うさぎは3番目だったが寅が物凄い勢いで来たのでびびって隠れたため4番手になります。辰は飛ぶことができるため余裕をかましていましたが、最終的にはへびをぎりぎりで抜かし何とか5番手になり、6番手は蛇になります。

◆後半の雑な順位のつけ方も面白い(笑)

12支のはなしは前半より雑な順位のつけ方の後半の方が私は好きです(笑)。後半は馬と羊が同着するものの仲がいいため、羊は馬に7番手を譲ります。

面白いのはここからです。

猿、酉、犬の所では酉と犬のは差がないものの、仲の悪い猿と犬を隣同士にしたらいかんと言うことで間に酉を入れると言ったまさかの感情論ありのレースに!

圧巻だったのは、猪がゴールした際突進するように駆け込んできました。もっと速い順位が取れたのではないかと思うのですが、まさかの、

「ゴールを違う山だと思ったので遅くなった」

とのこと。猪のポテンシャルの高さが伺え、猪年の人も、

「それなら12番でも納得(笑)。」

と微笑ましく思うでしょう!

(ちなみに私は猪年ですが遅くて最下位と言うより気分良かったです)

「12支のはなし」を子供と一緒に読んで、12支を深く知ってみてはいかがでしょうか。