あいきゃっち

「メグとモグ」四部作~300回以上読み聞かせるほど子供がハマった

◆絵本「メグとモグ」とは

めぐもぐ

「メグとモグ」とは原作ヘレン・ニコル、絵ヤン・ピエンコフによって1970年代に描かれた絵本です。イギリスで大ヒットし1993年にイギリスのCITVで52話(1話5分)が放映されました。DVD化もされています。

絵本は「メグとモグ」、「メグむじんとうにいく」、「メグとふしぎなたまご」、「メグつきにいく」の四部作です。日本では偕成社が出版しているのですが本屋に問い合わせても絶版になっていて取り寄せすら不可能といわれる可能性が大です。ちなみに私は12店のブックオフに足を運びようやく四冊揃えることができました。

めぐもぐ

日本の絵本は「子供にいい話を」という傾向色が強い感じですがこの本では「子供にユーモアを」と言うのがテーマなのではないかと思いました。どの本もいい意味で力が抜けていて「えっそんな終わり?」と思うこと間違いなしです。「いい話」はお母さんが読み聞かせるほうがよく、お父さんはちょっと変わった絵本を読み聞かせるといい、なんていう説もありますが、「メグとモグ」シリーズもまさにふさわしい感じかもしれません。

◆色がはっきりしていて弱視におすすめ

私がこの本を手に取った理由は「弱視の子供でもこの絵の色は鮮明に映るのではないか」と思ったためです。「メグとモグ」シリーズはそのくらいどぎつい原色を使われているのですが、狙い通り子供は食いついています。

私はシリーズの一作目ではなく「メグむじんとうにいく」を一番最初に手にしたのですが、これが子供にどハマり!買った日に5回読まされるという偉業を達成してしまいました(笑)。「メグむじんとうにいく」に限ってはどう少なく見積もっても300回は読んだでしょう。その他のシリーズも濃い色を使われています。ちなみに「メグとモグ」は青基調。「メグむじんとうにいく」は紫基調。「メグとふしぎなたまご」は赤基調。「メグつきにいく」は黄色基調でかなりの目にバンと飛び込んできます。そして全てにおいて表紙、中表紙、始まりに本の題名を載せているので子供はこのパターンをすぐに覚えられるでしょう。

◆斬新すぎる展開が飽きない

お話の展開ですが、魔法は大抵失敗して、解決しなかったり他力本願だったりというところが斬新すぎておもしろいです。

ここでは「メグとモグ」、「メグむじんとうにいく」について紹介したいと思います。

★「メグとモグ」
メグとモグシリーズの一作目なのでメグとモグの簡単な紹介がなされます。魔女のメグが猫のモグと共に仲間の魔女とハローウィンパーティーをし、その際に魔法を使うのですが失敗してメグ以外の仲間がネズミになってしまうという話。しかもすごいのが終わり方で、モグがネズミになった仲間を追いかけメグが、

「次のハローウィンまでに元に戻す魔法を覚えておかなきゃね」

と言って終わります。日本じゃ考えられません(笑)。

★「メグむじんとうにいく」
「メグむじんとうにいく」は海で遊んでいたメグ達がメグの魔法により無人島に行ってしまうというお話。むじんとうでメグとモグ、一緒にいったフクロウのホーが力をあわせる話なのですが最後は通りかかったヘリコプターに乗せてもらい帰るというこれまた斬新な終わり方です。いずれも読み終わったら「なんだこれ」と言う感じですが何度読んでも飽きません。

そしてどの作品も最後は、

「またね」

で終わります。ここで子供も「あ、この本はこれで終わりなんだ」と言うふうになります。イギリスの本なので、

「おしまい」

ではなく、

「またね」

で終わるあたりちょっと洒落てますよね。優しい読後感が残ります。

新品では手に入りませんが、ぜひ図書館やブックオフで一度手にしてみていただきたい絵本です。